9月の終わり、遅い夏季休暇をとり、日光に行ってきました。
移動は公共交通機関と徒歩のみ。
日光に興味を持たれている方の参考になれば幸いです。
1日目の予定
- 華厳の滝、小田代原、刈込湖、湯の湖をハイキング
- 宿は湯元温泉「紫雲荘」に宿泊
浅草~東武日光
都営浅草線、浅草駅に6:08到着。
東武伊勢崎線に乗り換えます。
ここの乗り換え、迷いましたがなんとか到着。(^_^;)
1階の特急券売り場で「まるごと日光東武フリーパス」4,520円を購入します。
そして3番ホームに「リバティけごん」発見。
ふと電光掲示板を見たら「全席指定」の文字が……
(自由席とかないんだっけ?)
駅員さんに確認したところ、特急券を買う必要があるらしい。
特急券の券売機に案内してもらいました。
いや~……乗り慣れてないの丸出しですね。
先が思いやられる。
無事に乗車し、6:30出発。
先ほどもらった、フリーパスの中身を確認します。
★まるごと日光東武フリーパス
浅草(乗車駅によって異なる)→下今市までの鉄道。
フリー区間を利用できます。
※フリー区間とは?
上記の区間が乗り放題なんです!
小銭を数える手間もなく見せるだけ。
日光の宿は高いから下今市を観光の拠点にしようという時にも便利。
今回の旅で大活躍でした。
★フリーパスのご案内
手のひらサイズの冊子。
- 日光の地図とフリーパスが使える区間
- バス電車の時刻表
- フリーパス提示で割引が効く店
特に割引がきく乗り物の中に低公害バスがあったのが驚きでした。
本日、小田代原で乗車するので早速使ってみます。
急いで買った特急券。
9月下旬、平日のリバティけごんはかなりガラガラでした。
静かで居心地も良く、ついうとうとしてしまいます。
窓からスカイツリーも見えました。
……いつのまにか眠っていたようです。
外の景色がいつの間にか田園風景に変わっていました。
東武日光に8:22到着。
出口が一つなのでわかりやすいですね。(初心者感)
日光~中禅寺温泉
急いでJR日光バス乗り場に向かいます。
東武日光からは歩いて5分ほどの距離。
「なぜ東武日光バス乗り場に乗らないの?」
実はJR日光が始発なんですよね。
これから中禅寺温泉まで一時間近くかかることを考えると絶対に座りたい。
JR日光バス停を8:32出発。
平日だからか、9月下旬という紅葉にはまだ早い時期だからか意外と空いてました。
でも席はだいたい埋まってたかな。
7割近く外国人のようでした。
日光、人気あるんですね。
バスに揺られ、いろは坂をのぼります。
すごい急カーブ。
酔い止め薬を飲んできてよかった……!
いつもすぐ酔うのに、今回は全然酔いませんでしたよ。
今回飲んできた酔い止め薬。
1日1回、乗車する30分前に服用するようです。
ただ、酔いはしなかったんですが強烈な眠気が押し寄せてきました。
いろは坂の山々はまだ紅葉してない様子。
でも緑が綺麗です。(写真撮るの忘れた)
豊かな自然に期待を膨らませながら準備をします。
降りてすぐに華厳の滝を見に行き、バス停に戻らなければなりません。
目標は中禅寺温泉発9:55のバスに乗ること!
次が10:35なのでこれを逃したら40分も待たないといけないんですよね。
華厳の滝は観瀑台で見るのが一番綺麗に見えるそう。
観瀑台へ降りるエレベーターを利用するには550円必要なので、今のうちに用意しておきます。
華厳の滝
中禅寺温泉9:20到着!
バスを降りて右方面に向かったところに華厳の滝がありました。
華厳滝エレベーターチケット購入。
切符みたいに端を切ってくれました。
エレベーターに乗ると、係員さんが下に降ろしてくれます。
降りた先には白い通路、ひんやりしていて気持ちいいです。
歩いた先に見えました! 華厳の滝です!!
階段を降りると、さらに大迫力の光景を見ることができました。
虹も出てる!
落ちてくる水量が多いからか、スローモーションのようにも見えます。
周りの切り立った岩肌も彫刻みたい。
大自然の神秘ですね~。
華厳の滝を堪能したらエレベータで上に戻ります。
ちなみに無料の観瀑台に行くとこういう状態で見えます。
やっぱり真正面から見た方が綺麗ですね。
バスの発車まで余裕があったのでバス停横にある日光自然博物館に寄りました。
観光案内や剥製、いろいろな展示物がありました。
トイレもあり。
スタンプ台があったので旅の思い出に押しておきます。
ちょっと欠けちゃいましたね。(^_^.)
バスが来たので乗車。9:55出発。
小田代原
赤沼に10:9到着。
赤沼からは低公害バスが出ています。
小田代原、西の湖、千手が浜の自然を守るため、このエリアは車両の通行禁止。
低公害バスしか走ることができないそうです。
赤沼自然情報センターでくまの出現エリアや動植物情報などの展示を見ながら、バスを待ちます。
低公害バスに乗り、赤沼10:45出発。
フリーパスで10%割引がきくので通常300円のところ270円になります。
下車する際にフリーパスを提示して270円支払えばオッケー。
小田代原に10:57到着。
回転扉の中に入ると、雄大な山々をバックに草原が広がってました。
茶色っぽく見えるのが草紅葉です。
9月下旬から紅葉を見ることができる、とのことだったんですがまだ赤くなってないですね。なりかけって感じです。
遠くには貴婦人と呼ばれているシラカンバの木が見えました。(写真中央の白い線のような木)
歩きやすい歩道。
回転扉の前にはテーブルと椅子があり、みんなそこで休憩してました。
私も草原を見ながらお昼を食べることにしました。
爽やかな風、ポカポカ日和。サンドイッチが美味しい!
バスが来たので11:37出発。
赤沼に11:50到着。
湯元温泉
赤沼を12:14に出発……するはずが、もっと早くにバスが来ました。
前のバスが遅れてきたのかな?
早いにこしたことはないので乗り込み、湯元温泉に向かいます。
湯元温泉に到着。
本日宿泊する「紫雲荘」に荷物を預けに行きます。
受付にある熊よけの鈴を鳴らすと、従業員さんが来てくれました。
荷物を預け、トイレを借ります。
トイレは男女共用でした。
身軽になっていざ刈込湖へ。
↑この本によると刈込湖までの道のりはハイキングレベルらしいです。
さっきの小田代原は散歩レベル。
(ハイキングって遠足みたいなものだよね ♪)
のんきに考えていた私。
この後大変な目に合うとは知る由もなかった……
刈込湖
(看板が色あせてるけど大丈夫かな……)
まず湯元温泉源泉地を通り過ぎます。
この辺硫黄の匂いがすごいです。
硫黄泉っぽい色のお湯が流れているのが見えます。
小屋がたくさんあります。
金精道路まで階段を上ります。
この階段が急で、長くて、きつい!
登りきり、金精道路を横切ります。
ガードレールが途切れているあたりが登ってきた場所です。
また登ります。
岩がゴロゴロしています。
これをハイキングというのだろうか……
途中、小峠でようやく休憩スポットがありました。
長い椅子が10席ほど並んでいます。
刈込湖までの道はここくらいしか休憩スポットがありません。
一息ついて、また歩きます。
まだ登りが続く……
大岩の隙間を通るような場所も。
工夫して足場を選ばないと大変です。
トレッキングポールを持った人とすれ違うこともありました。
ここはちゃんと装備していかなきゃいけないところみたいですね (;´д`)
手持ちの靴の中で一番底の厚いスニーカーを履いてきたんですが、それでも足が疲れました。
ゴツゴツした岩の上を歩きっぱなしなので非常に疲れます。
登山靴を履いてきたほうが良いかもしれません。
下りの階段を見つけた時は心の中でガッツポーズ。
でもここからがまた長かったんですよ~ 。゚(゚´Д`゚)゚。
写真を撮る余裕がないくらい、足場の険しい場所もあります。
伝説の湖!
そして、
しばらく歩いた先にようやくたどり着きました。
刈込湖です!
ふわああーーー!!
広く、静かな湖が広がっています。
風が吹き抜けるたびに木々がざわめき、湖畔にさざ波が立ってます。
爽やかで気持ちいい~。
しかも平日で、来るのも大変な場所だからか、周りに誰もいません。
この景色を独り占め状態!
しばらく湖の周りを歩いたり、深呼吸したりしてました。
倒れていた木の上に座って一休み。
こういうところで塩おにぎり食べたいですね。
小学生の時に読んだ本でそんな内容の本がありました。
料理の得意な男子学生が料理人に「おいしいものをご馳走してやる」とか言われて、厳しい山道を登り、ヘトヘトになったところで湧き水を飲みながら塩おにぎりを食べるっていう。
絶対美味しいだろうなあ……
おにぎりがないので持っていたブラックサンダーを食べました。
ちょっと溶けてました。
(なぜチョコを持ってきたのか……)
以前、上高地に行ったことがありまして、山歩きなのでそのくらいの気温を想定してたんですよね。
この時期の上高地、パーカー羽織って行くくらい寒かったし。
でも今日は快晴。長袖一枚でもちょうどいいくらいの暑さでした。
湖を満喫して帰ります。
振り返ると険しい道程。
「またあの道を戻るのか……」と、現実に引き戻されました。
湯元温泉に戻る
ちょうど湯元温泉まで戻ってきたのが15:00ちょっと前。
15:00チェックインなので周辺をブラブラしました。
温泉神社。
足湯の傍にはセブンティーンアイスの自販機。
いい値段するけど、温泉地のアイスってなんか心惹かれるんですよね。
次回「湯ノ湖、湯滝、紫雲荘宿泊」に続きます。