おすすめ度 ★★(5点中)
人間と、彼らを守る二つのルールが組み込まれた人工知能(A.I.)搭載のオートマタが共存する社会。オートマタは砂漠化を防ぐための巨大防御壁の建設や、機械式の雲を作るため、人間に代わる労働力として、必要不可欠となっていた。そんな中、この絶対破ってはいけないルールが破られた。オートマタが改造されたのだ。混沌とした世の中で、ロボットの心が覚醒し、その一方で人間のモラルが崩壊していく。人間とロボット、それぞれの視点での終わりと始まり・・・。未来はどこにいくのか?
ネタバレ注意。
今回かなり辛口感想です!
この映画が好きな方はご注意ください!
私は半分くらいで、もうギブアップでした……
仲の良さそうなロボットと人間の写真。
これを見て、「人間とロボットの交流を描いた作品なんだな」と思うじゃないですか?
でも違った!
最後まで見ればそういう展開もあるのかもしれないけど
そこに行き着くまでが、無理!。・゚・(ノД`)・゚・。
特にこの2つが辛かった。
主人公のロボットへのあたりがきつい
主人公はロボットの研究者でも技師でもない。ただの保険屋です。
だからでしょうか。
ロボットに対して友好的な態度を一切取りません。(半分見た感じだと)
途中で砂漠みたいなところに行くんですが
(もうこの辺、飛ばし飛ばし見てて、いつの間にか街から砂漠に行っていた)
「俺は人間だぞ! 街に戻せ!」的なことをロボットに何回も言います。
ロボットは傷ついた主人公を手当したり、水を飲ませてあげたり甲斐甲斐しいです。
しかも主人公を追ってきた? 敵の銃弾に打たれて破壊されます。
最初に銃を向けられていたのは主人公です。
その間に入って打たれます。
ここで主人公も心を入れ替えると思うじゃないですか……?
主人公は特に感謝することも、心動かされることもなく、
「街に戻りたい、妻が、娘が……うんたらかんたら」と懲りずに話します。
(`A´)/<今さっきロボットの仲間撃たれたのに、そこはなんもなしかい!
とにかく主人公に全く感情移入できない。
頻繁に入る主人公の妻とのやりとりがくどい
妻は身重です。
ロボットと生命の神秘的なものを対比させたかったんでしょうか?
でもロボットの謎に迫る。緊張感が高まってきたところに
妻と膝枕。
妻のセルフエコー写真シーン。
妻と異動の件で喧嘩。
妻の破水シーン。
妻と生まれた赤ちゃんのシーン。
緊張感の高まる最中にちょくちょく挟まるこれらのシーン。
(#´Д`)<これ今、必要!?
せっかく高まった緊張感がブツブツ切れる。
まあ、謎解きものでよくあるパターンですよね。
主人公の恋、家族愛。私は苦手ですけど。
だって謎のほうが気になるじゃないですか。
早く謎を解いて! 横道それないで! って思っちゃいます。
大体こういうので挟まれる恋愛とか家族愛って使い古されたパターン多いし。
それで尺とって肝心のテーマがうまく伝わらないこともままあるし。
正直、恋愛も家族愛も独立した別テーマでやったほうがいいと思うんですよね。
なんでこう一つの映画に色々詰め込もうとするのか。
1時間49分しかないのに。
私は1時間弱が限界でした……