おひとりさまの日々

独身アラフォー女でも楽しく生きたい

『ひとりで生きていく』芸人ヒロシのおひとりさまあるある本

※本ページにはプロモーションが含まれています。

おすすめ度 ★★★★(5点中)

 

ヒロシです……」でブレイクした芸人ヒロシさん。

現在ソロキャンプYouTuberで大人気というのは知ってました。

そのうちYou Tubeの方も見てみたいと思うのですが、おひとりさま的に気になるタイトルの本があったのでこちらを先に読んでみました。

 

ヒロシさんはナンパするほど女性が好きらしいけど、積極的に結婚する気はないみたい。(女優と結婚できるならしたいという思いはあるらしい)

恋愛も性愛も抱けない私としてはそこはよくわからなかったけど、おひとりさまとしては共感する点が多々ありました。

 

 

ひとりで生きるのがつらい世の中

「いい年になってひとりのままで」といった有言、無言の圧力。「生涯未婚率が上昇でヤバい!」「未婚男性はこじらせ気味?」などといったデリカシーのないニュースや記事についつい黙りこくってしまう。


テロのような事件で班員が独身の中年男性だった。胸がギュッと締め付けられ、なんとも言えない気持ちになる。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

身に覚えがありすぎる……(゚A゚;)

おひとりさまの多くがこういう経験してそう。

 

でも最近思うようになったんです。

メディアは矛盾、煽りをする媒体。スポンサー次第のところもある。

あまり信用してはいけないなと。

コロナ渦の今でも「密を避けよう」ニュースとともに「映画が大人気!」とか言ったりするし。

わざと炎上させて視聴者獲得する手もありますし。

独身であることに何か言ってくる人も真剣に心配している人どれだけいるんだろう。

自分を持ち上げるために他者を踏み台にしているだけなんじゃないだろうか。

発言に責任持つ人がどれだけいるんだろう?

非難された瞬間は傷つくし、胸がギュッと締め付けられるけど、言った本人は軽い気持ちで言ってるんだろうと思う。

あまり真面目に受け取ると損をする。

真面目人間だった私は大人になってからこう考えるようになりました。


結婚するメリットを感じない理由

「結婚して幸せな家庭を築く」ということを、少し安易に想像し過ぎなのではないかと思う。

 

自分の責任以上のことを引き受けて生きるよりも、僕はひとりで生きて幸せになる道を選びたい。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

結婚し、ラブラブな新婚生活を送る。

子供にも恵まれ、その子が順調にすくすく育つ。

子供が結婚し、結婚式で両親への感謝の手紙を読んでもらい涙する。

子供が孫をつれて会いに来てくれる。自分たちは悠々自適の老後を過ごす。

家族に看取られながら息を引き取る……

 

こんな絵に描いたような人生を送る人がどれだけいるんだろう?

 

私の場合、恋愛性愛を抱けないので最初の時点でつまづいている。

恋愛性愛抱ける人だって、どこかでつまづきそう。

テレビにはいかにも幸せそうな親子連れがでてくるけど、本当に幸せなのかはわからない。

サクラかもしれないし、強がっているだけかもしれない。

家族を持てば本当に幸せになれるのか?

それは本人にしかわからないことですよね。

 

Twitterを見ると配偶者や子育てへの不平不満がぞろぞろ出てくる。

昔はテレビしかなかったから「結婚したら幸せになれます」って信じさせることができたんだろうけど、皆の考えを誰でも見ることのできる世の中でその手は通じない。

色々と見て判断できる、そういう時代になったんだなと思います。

実際Twitterにいる若い世代の人はいろんな価値観を持っている。

仕事も正社員だけじゃなくて派遣、アルバイト、ブログやYou Tubeで収入得ている人もいる。

結婚、子供を持つことに対する考え方も色々。

人によって無限の歩み方がある。

 

私は以前、世間体のためだけに結婚しようとしていた時期がありましたが結局やめてしまいました。

そういう結婚をして上手くいくとは思えなかったからです。

結婚する相手にも子供にも失礼だなと。

自分が孤独になりたくがないために、誰かを利用するのはおかしい。

結婚しろという圧は感じるけど、そういう人たちは無責任だし、信用できない。

自分がどう考えているのかが大事なんじゃないかな。

自分が誰かの人生に責任持てるのかって考えると、私にはそこまでの欲求も覚悟も財力もないという結論に至りました。

 

人間関係は流れていくもの

(女優ともし結婚できたとしたらすぐ結婚するの下り)

そう遠くない未来に僕が振られるだろうというのが前提だ。一瞬でも乳繰り合って、ハッピーになれればいい。

 

離婚したとしても「あの大女優の元旦那」とハクがついて、素敵な女性に目をつけてもらえるかもしれないし、仕事も入るかもしれない。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

考え方ポジティブー。

ヒロシさんは人間関係は流れていくものと捉えているらしい。

私は性的接触が嫌いなので、すごい異性と結婚したとしてもハッピーな気分になれそうもない。

けれど「結婚した実績があるからモテないわけじゃないんですよ!」というドヤ顔はできるのかもしれない。

でも一方で「離婚した問題のある人」と見られる可能性もある。

独身でも「結婚できない問題のある人」と見られることもある。

結局似たようなものじゃないか。

自分がドヤるために誰かを巻き込む、そういう気持ちで結婚するのは良くない結果を生みそう。

 

出会う人には丁寧に接する

人間関係は流れていくもの、だからといって適当に接して良いわけではない。

 

ひとりで旅するように生きるからこそ、出会う人には丁寧に接していくべきだと思う。

 

ぞんざいな態度をとらずに、誰とでフェアに接する。

 

集団に比べると、ひとりというのは力がない。だから、ついつい、強い者を宿主に選んだり大きな集団に属したりしようと、寄生してしまうような生き方をしがちだ。

 

最終的に神経をすり減らしてしまう。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

一人って立場弱いですよね。

だからこそ敵を作らない関係を築いていくことが重要。

私もこの考えに同意、そういう接し方をしています。

 

一人行動が好き。

旦那子供の話題はあまり興味ないという雰囲気を醸し出しつつ、盛り上がっている時には水をささない。

ただ自分から積極的に聞くことはない

でも困っている人がいたら助ける。

敵を作らず、平等に接する、それでいて自分の芯も存在する。

そういう接し方をしています。

上手く出来てるかはわからないけど、周囲の人は察してくれてると思う。

 

ゆるい人間関係を築いていこう

大切なのは気が合うことよりも、共通の話題があるかどうかだ。

「チャット」の場があればいい。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

チャットは例の一つで、お店の常連客、青空将棋、ヒロシさんのやってる焚き火会(ソロキャンパー同士で集まる)など。

共通の話題を持ち、緩く集まる場所があればいいということです。

 

逆に共通の話題がなくなると関係を続けるのは難しい。

これも身に覚えがありまくる……

結婚して子供を産んだ友人と上手くいかなくなったのは共通の話題がなくなったから。

子持ちと独身でも上手く続いている人もいるみたいだけど、子供に興味あるみたいな人が多い。(本心かわからないけど)

私は友達の配偶者も子供も興味もてないからなあ。


お互い無理をすることはないと思うんですよ。ゆるい付き合い。

去るもインするも自由。

その時その時で考え方も趣味も変わる。

共通の話題で語り合える仲間を作っていきたい。

 

他人に期待する生き方は他人に絶望する生き方

過度な期待をしてしまうから、怒ってしまう。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

落ち込みやすいのは期待をしてしまうから?

そんなにしてないはずなんだけどなあ。

 

街を歩いている時も、

 

親子三人で手をつないでいる人たちが向こうから来る!

→道を開けてくれなさそうだから遠回りしよう。

 

カップルが手をつないでやってくる!

→自分たちの世界に夢中だから、近くにいるとぶつかるかもしれない。

 距離をとっておこう。

 

こんな事を考えている。

 

期待はしてないんですよ。

でもたまに想定を上回る行動をしてくる人たちがいる。

つい最近遭遇したカップルは道の真ん中でどっちに行くか揉め始めた。

左右にフラフラ、手を伸ばして指まで挿して通行妨害。

あのー、目の前に人がいるんですけど……

 

こんな予想外の行動にストレスを溜め込んでしまう。

自分はこういう人たちに舐められるような人間なんだ。

どんどんマイナス思考に傾いてしまう。

 

人に期待はしていないし、予防線を張っている。

けど、想像以上の非常識に遭遇してしまう。

非常識な人に期待なんてできない。

ストレスをすぐ発散して溜め込まずにしていきたいですね。

 

戦わない環境に身を移す

ひとりで生きる者は、極力、戦わないで済むイージーな環境に逃げるべきだ。

仕事に期待することはやめて、アフター5の活動に人生を捧げるのも手だ。

ひとりでいるところのいいところは、なんといっても身軽なことだ。

自分の咲く場所を作るといい。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

私も仕事にはあまり期待してないので、家での活動をメインに考えています。

 

<活動その1>Twitter、ミクシイなどのSNS

繋がりの場。

AロマAセクは認知度もイベントも集まる場所も少ないのでSNSが頼りです。

同じセクシャリティや独身者のつぶやきを見るだけで安心感を得ることができます。

SNSを薄い繋がりと批判する人もいるだろうけど、私は自分と同じような人がいることを知ってだいぶ安心しました。

おすすめの本、音楽、場所、趣味、イベント情報も得ることができるのでほぼ毎日見ています。

 

目標はアセクシャルの友人を作って旅行やキャンプに行くこと。

独身の不安を消し去ることは難しいのでそういうの共有してくれる友達がいてくれると心強いよね。

 

<活動その2>ブログ

自己表現の場。

正直アクセス数が増えると承認欲求が満たされます。

あとアフェリエイトが承認されると嬉しい。

自分の記事が誰かの心を動かしたってすごいことだと思う。

 

AロマAセクの人もおひとりさまも今後増えていくだろうし、需要はあると思うんですよね。

今後そういう人に向けた情報を発信していけたらなあと思ってます。

 

目標は格好いいソロキャンパー、旅慣れた人になること。

 

不自由な状況でも生きていける能力を身に着けたいんですよね。

それが自信にもなるし、災害時にも役立ちそう。

キャンプで燻製を作ってみたり、

旅先の市場にふらりと立ち寄って、新鮮な食材を前にレシピが思いつく。

 

私が憧れる憧れる格好いい大人ってこういう人。

漫画でも小説でもこういうキャラめっちゃ好き。

今度は自分がこうなりたいなと思ってます。

 

<活動その3>小説

自己表現の場。

AロマAセクのキャラが登場する小説を書きたい。

これはまだ試行錯誤してます。

当事者でさえ自認に揺れるアセクシャルのキャラを動かすの難しい……

 

目標はとにかく完成させること。


比べる対象がない環境を作る

ネット上には、インスタ映えする写真をアップして「いいね!」をたくさんもらっている人や、年の近い立派な人たちの活躍のニュースが流れており、どうしても自分と比べてしまう。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

わかる。(何度目)

 

例えばTwitterでは3つアカウントを持っています。

セクマイ用、外食用、好きなBL作家さんをフォローする用。

 

セクマイアカウントは平和。

似たような境遇の人をフォローしているし、そういう人のツイートしか流れてこないから。

あんまり恋愛、家族ネタがなく、心がざわつくこともない。(完璧にないとは言えないけど)

あと、なんとなくだけどアセクシャルってマウント取るタイプの人が少ないから平和な気がする。

 

問題は外食アカウントの方。

美味しいものが好きで繋がっているけど、それ以外は千差万別。

カップル、夫婦二人、ファミリーといろんな属性の人が集まっている。

こっちは心がざわつくことが多いんですよ。

コロナ渦で頑張っている飲食店を支援したいから料理の感想はツイートしているけど、他の人のツイートは見なくなってしまったな。

 

ひとり者は多数派

2012年、東京都での世帯あたりの人数が1.99人となり2人を下回った。東京都では、単独世帯は2015年時点で47.3%で、しかも増え続けるという。

お茶の間の家族から自室の個人にターゲットを変えた。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

すごい先見の明があると思う。

ソロキャンプYouTuberに至るまでに色々なことに挑戦して種をまいたらしい。

その一つが開花したとは夢のある話だ。

 

ヒロシさんはアクティブなおひとりさまだ。

私もブログ、小説、投資色々とやっているけど、どれかが芽吹いたらいいなと思っている。

そのためにはどんどんチャレンジすることだ。

さっき書いた、アセクシャルの友達を作る、ソロキャンパーになる、旅慣れた人になるもたくさん蒔く種の一つだと考えている。

来年、いや今からでも準備していきたい。

 

個人対個人で付き合う

組織に属さないひとりものは弱い。

 

だからこそ丁寧に人と接しよう。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

大勢は盛り上がったり、グループの中にいる自分に安心できたりする。

反対に誰かと比較してしまったり傷つくこともある。

 

アセクシャルや独身の人と一対一で会ってみたいと思う。

しばらくネットで交流している相手で合いそうな人。

会って合わなかったらそれまでだ。

性格が合いそう、趣味が合いそう同士で会ってみて、

特に肩書のない私を好きになってくれたら、それは嬉しいことだと思う。

 

家族に看取られたいという幻想

これから死にゆく人と、これから生き続ける人、そこには越えられない壁がある。

 

『  ひとりで生きていく』より

 

おひとりさまで心配なのが孤独死

ニュースでもめっちゃ煽ってきますよね。

確かに孤独死の危険はあるけど、それってこれまでの生き方によるんじゃないかな。

人と繋がる生き方をしていたら、死んでも早くに発見されると思う。

家族がいても配偶者が先に亡くなってしまい、子供は他所で家庭を持っている。

一人で暮らしている人も多いと思う。

家族を作ったからと言って孤独死を回避することにはならないんじゃないかな?

なので繋がりを大事にしていこうと思う。

 

他にも、

健康に気を使うこと。

少ない年金で豊かに暮らせるように貯金すること。

旬の安い食材で美味しい料理が作れるように料理の腕も磨いておきたい。

老後のことを今から考える。

 

孤独死回避=家族をもつことではない。

繋がりを大事にし、準備しておくことが必要なのだと思う。

 

最後に

おひとりさまあるあるな内容で何度も「わかる!」ってなりました。

デメリットもメリットも理解した上で一人で生きていく。

選択権は自分にある。自分次第で明るくもなる。

そんな、勇気をもらえた一冊でした。