146ページあったらしい。
そんなの感じさせないくらい、すらすら読めた。
言葉ではなく背中で語るシーンが多かったからかな?
後からもう一度読んだら色々発見がありそう。
映画のように引き込まれたし、読後感も良かった。
切ない話なのにね。
最後の一枚絵で不思議とスッキリ前向きな感情になった。
Twitterでもいろんな反応があったみたい。
京アニ事件を彷彿とさせる、とか。
確かに相棒の名前、事件の内容に連想させるものがある。
あの事件で生き残った人は当時を思い出してショック受けるかもしれない。
私の感想としては見て良かった。
京アニ事件を思い出して苦い気持ちにはなったけど、話の軸は主人公や相棒の変化だと思う。
その変化を見て前向きな気分になれた。
才能で殴られるのは気持ちいい。
テレビでコネ、芸無しタレントを見るたびに鬱屈とした気分になっていた。
(なんであんな人が評価されるの?)
努力してる人が報われない、世の中はそんな理不尽で溢れている。
そんな泥沼の世界だから余計に、まっすぐ咲いた才能を見ると清々しい気分になる。
才能が評価されているのを見ると嬉しくなる。
自分もどうにかなるんじゃないかって希望が湧く。
私には藤本タツキのような才能はないのだけど、努力すればちょっとは良い方に転ぶんじゃないかって思うことができる。
主人公の藤野はけして凡才ではない。
四コマという小さいマスの中に起承転結詰め込める才能、
見た人をクスリと笑わせる才能はあったんだよね。小学生から。(その時点でスゲー)
そこから挫折を得て、努力して画力を磨いて、結果を出した。
自分に藤野のような才能があるのかはわからない。
けど、アロマンティックアセクシャル+独身の自分だからこそ表現できるものはあると思う。
ただ表現するのがスーパー下手くそ。文章でも言葉でも伝えるのがとにかく下手。
最近語彙力も喪失してきた……前はもっといろんな表現できてた気がするのに。
ないないづくしの自分に呆れ返る。
でも「ルックバック」見て、思ったよね。
うだうだ考えたり、悔いたりしてもしょうがない。
藤野のように基礎を学んで、何回も練習するしかない。
そういう努力を経て、多くの人に伝わる表現ができるんだ。
とりあえず、ブログの更新頻度を増やそう。
ブログに書くことで、世間に興味を持つ、いろんな文章を読む、調べる、語彙力が増える、はず。
どう書けばいいのか、わかってくると思う。
とにかく練習だ。