おひとりさまの日々

独身アラフォー女でも楽しく生きたい

劇場版『呪術廻戦0』感想

※本ページにはプロモーションが含まれています。

アニメ視聴済み

呪術廻戦0未読

呪術廻戦本編はまとめサイトで見る程度

な人の感想です。

 

 

映画で印象に残ったキャラクター

乙骨憂太

ネットの反応見て

「なんでこんなに人気なんだろう」

(ムキムキマッチョコラが作られる程に)

と思ってました。

 

視聴後……

 

これは人気出るわ。

 

パッと見、主人公っぽい髪型に武器は刀、よくいる主人公っぽい見た目。

ちょっと目の下にクマがあるけど、そんなに尖った造形してない。

でも一つ特徴的なのが左手薬指の指輪。

結婚指輪をはめて、後ろに巨大な呪霊が現れるって……

幸せの象徴からこのグロ怖い呪霊が現れるの!?

斬新すぎる……

 

実は最初PV見た時「緒方さんの声合わないなあ」って思ったんですよね。

少年声長くやられてるけど流石に年だし無理してるように感じて。

あとエヴァのシンジくんぽいなあって。

でもPV2弾の熱演に「おおっ!」となり、

視聴後は「緒方さんすげえ……!」となりました。(手のひらくるくる)


序盤は乙骨の弱さを演じているのか聞き取りづらい部分も一部あった。(ほんと一部だけど)

でも乙骨が自分の望みを口にしてからは声もしっかりしたものに変化。

子供から成長後の演技も見事。

感情に揺れる演技が抜群にうまい。

これはベテランならではだわ~。

アニメに出てくるの楽しみだなあ。

 

折本里香

花澤さんの声優力よ……!

花澤さんはもともともと可愛い声してるから里香ちゃん(少女ver)の声は安心感があった。
でも呪霊もやるんでしょ?

「この可愛い声がどうやったら呪霊になるの?」とめっちゃワクワクしてた。

PV2弾で地面から湧き出る呪霊リカちゃんに期待感高まり、

映画の声の圧にただただ圧倒されるばかり!

「ゆ”う”た”~~~!だいだいだいだい好きだよぉぉ!!」

って叫ぶシーンとか、

迫力ありすぎて体ビクッ!てした。

 

いじめっ子をロッカーで血まみれになるまでボコったり、呪霊をボッコボコにえぐる凶悪なリカちゃん。

でも思ったより話通じてる……?

乙骨が取られると思って真希さんに嫉妬して、怒られたら、「嫌いにならないで!」って……

可愛いじゃないか……(感覚麻痺)

 

乙骨の人気はリカちゃんも混みだろうなあ。

最強の呪霊を操れるって絶対人気でるやつじゃん。

というか純愛で繋ぎ止めるってのがすごいよ。

普段恋愛ものに感動しないんだけど、この二人の別れのシーンは涙してしまった。

花澤さんのはかない声が涙腺に来るわ……!

 

禅院真希

昔の真希さんだー!(なお本誌では……(T_T))

 

小松さんの滑舌の良さよ。

キリッとした目、ピンと伸びた背筋、意志の強い真希さんにぴったり。

あと柄悪い感じ、ツンデレっぽい演技も良くて、真希さんはこの人しかいないな状態。

 

そして

真希さんの呪具を使ったバトルシーン!

巨大スクリーンにめっちゃ映える!

薙刀や棒を使ったアクションが本当に格好いい。

この映画、いろんな武器が出てくるんですよ。

真希さんの薙刀・棒、乙骨の刀、ナナミンのナタ、メイメイさんのアックス、夏油のヌンチャク……

どれも切れ味や打撃音がリアルだし、作画も重量を感じる。

薙刀をびしっと構える! 棒をビュンビュン回して構える!

そういった動作がめっちゃ格好いいんですよ~。

こういったアクションを楽しめるのは呪具使いの真希さんならでは。

正直性格きつそうでそれほど好きではなかったんですが、この映画でファンになりました。

真希さんの戦闘シーンもっと見たい!!

 

夏油傑

袈裟で戦うのってカッコよすぎじゃない?

呪霊操術もでたらめな強さ。

本誌では「うわー……」な目にあってる夏油だけど、この映画の夏油は呪詛師を家族として大事にしてたり、まだ人情あるよなって。

でも百鬼夜行で殺されるモブを見てるとやっぱ酷いわってなるのですが。

声優の櫻井さん、正直私の世代だとロックマンXとかガッシュの清麿みたいな正義感のあるキャラのイメージだったので「夏油……合う?」って感じだったけど、めっちゃ合ってた。

 

呪術廻戦のキャラクターの魅力

信念を持った女子が格好良い

呪術廻戦は気の強い女キャラしかいない、

という話も聞くのですが……確かにそう。

でも、気の強いのでも色んなタイプがいるって教えてくれる。

シンプルに戦える女子って格好良くないですか?

戦い方もそれぞれだし、気の強いのが多いからと言ってかぶってるわけじゃない。

 

真希さんの性格を体現したようなキレのある武器使い。

構え方が仕事人って感じでめちゃくちゃ格好良いと思うんですよ。

姿勢の良さ、構え方、動きも道場で地道に特訓積んでる人のそれって感じ。

御三家である禅院家の出身だから、そういうのも幼い頃から仕込まれてたのかなって思ったり。(でもあの家の女の扱いはあれみたいだけど……)

 

冥冥さんの重量感あるアックスでバッサリいくのも格好良い。

ミステリアス美女がアックスでバッサバッサと切り捨てる。

最後にけだるげに金のことをつぶやいてみたり。

こういう仕事と割り切ってるキャラ好きだわ……

三石さんの声もいい。さすがベテランの風格。


そしてリカちゃんの膨大な呪力で圧倒する感じも格上感あって良い。

リカちゃんが出てくるとワクワクするんですよ。動きがすごすぎて!

凶悪なことしてる割に話してることが可愛かったり、このギャップも良い。(さっきからギャップ萌えか?)


呪術廻戦はこういう細かいキャラ付けが本当に上手いなあと思うんですよね。

大雑把なお色気担当、可愛い担当じゃなくてキャラが生きてる感じがする。

記号じゃなくて、それぞれの信念を感じる

 

野薔薇ちゃんの戦い方とか絶対映画映えすると思うので第二弾期待!

 

共感必死な大人キャラ

自分が大人だからか大人キャラにとっても共感してしまう。

「労働はクソ」のナナミン、悪人になりきれない真面目な日車さんとか。

あー、こういう悩み現実にあるわあ……ってなるんですよね。

親近感湧く。

 

芥見先生は本当にキャラ造形が上手いと思う。

呪術ってよくハンターっぽいと言われることもあるけど、それって呪術の開示とか、白黒多めの作画だったりしない?

正直、呪術の一番の魅力ってそこじゃない気がするんですよね。

リアルにいそうな人間の描き方がすごく上手いなって。

それも、愛着を湧かせる、共感させるのが上手い。

 

芥見先生まだ20代だと聞いたけど、なんでこんなに味のあるキャラを描けるんだろう。

人間を分析する能力に長けてるのかな?

 

以前1ヶ月休載した時、仕事し過ぎで心身ともに相当限界きてたっぽいんですよね。

ファンとしては体を大事にしてほしいと思うけど、正直ワーカーホリックな人は好き。

私も自分の趣味が仕事になったらワーカーホリックになってたと思う。

そこまで作品に情熱をかけてくれるのって読者としては幸せなこと。

頑張ってる人は応援したくなる、そんな気持ちも湧いてくる。

もちろんキャラクター、ストーリーが素晴らしいのが前提ですけどね。