おひとりさまの日々

独身アラフォー女でも楽しく生きたい

『持たない幸福論』で家族を持たない生き方について考えてみる

※本ページにはプロモーションが含まれています。

おすすめ度 ★★★★(5点中)

セクマイのこともあり、家族を持つことを諦めている私ですが「家族を持たなかったらどうなるの?」という不安はずっと抱き続けています。

多分独身の人は不安に思っている人、多いんじゃないかな?

不安解消できればいいなあと思い、本書を読みました。

 

 

シェアハウスの濃いものが家族

家族

良い点:強い絆がある。育児、介護、自分に何かあった時に頼れる。

悪い点:束縛感が強い。離れにくい。

 

シェアハウス

良い点:束縛感がない。離れやすい。

悪い点:絆が弱い。自分に何かあった時に頼れない。

 

家族とシェアハウスは似ている。

この二つ、全く別ものだと思っていたので目からウロコでした!

 

ただ絆が崩壊している家族もあるし、いざという時に力になってくれるシェアハウス仲間もいるから、一概には言えないんですけどね。

 

強い絆を得やすいのは家族かもしれません。

法律で縛られるし、子供は親の影響を受けるから感性の似た仲間が得られる。

でも家族が病気になったり、事件を起こしたり、相性が合わなくなったり。

負担を負うリスクもあるので絶対に幸せになれるとも限らない。

 

私の場合、コミュ力が低いのでシェアハウスに馴染めなさそうだし、恋愛性愛が抱けないので結婚もできそうにない。

こういう人はどうすればいいんですかね?

特殊? 結構人見知りタイプでこういう人いると思うけどなあ。

 

結局、私は私で人との繋がり方を模索するしかないんですよね。


節約スキルは一生の資産

「お金をかけずに生活を楽しむコツを身につけておくと良い」とのこと。

年取って新しいことを覚えるのはしんどいから、今のうちに身に着けておくのが良いみたい。確かにね。

 

中でも読書、料理がおすすめのようです。

 

読書はしているんですよね。

ただ本の内容をすぐに忘れてしまう。(すでにボケの兆候が……)

身についていないんじゃないかな?

なので、こうやってブログに記録するのは良いことだと思ってます。

要点や印象に残った部分をまとめる作業が頭の体操になりそう。

あとで読み返すことで記憶も蘇ってボケ防止に良さそう。

本を読んで得た財産はしっかり覚えておきたいですね。


料理は弁当のおかずを作るくらいしかしていないですね。

実家暮らしなので。

朝食と夕食は自炊するけど大したもの作ってないと思う。

でも実家暮らしだからこそ、奮発した料理を作れるという利点もあります。

余ったら家族に食べてもらえるし!

 

理想は食材を見てすぐにレシピを思い出せる頭になること。

今は作るものを決め、メモして、スーパーに行き、スマホを見ながら買い物をしている状態。

ふいに安くていい商品を見つけることだってあるじゃないですか。

そういう時に臨機応変に買い物できるようになりたいんですよね。

美味しいものが食べられるし、良いものを作った自分も好きになれる、食費も浮く。

一石三鳥、素晴らしい。

 

ということで、家にあった和食本から少しづつ作っていこうかなと思います。

これ第一章(P9~56まで)が笠原将弘さんのレシピなんですよね。

手に入れやすい材料、簡単、王道な美味しいレシピがたくさん。

以前だし巻き卵作ったけど簡単で美味しかったです。

多分この本通りに作ったら、どれも間違いない気がする。

 

価値観はある意味宗教

「恋愛結婚出産は女の幸せ」という世論に馴染めなかった私。

むしろ周囲からのプレッシャーにだんだん嫌悪感すら感じはじめております。

価値観の押し付けは宗教の押し売りに似ているという著者の主張にブンブン頷いちゃいました。

ほんとだよ!

 

政治宗教の話は荒れると言うじゃないですか。

恋愛結婚出産についても各自、価値観があるはずですよね。

 

言っていい相手か見極めるべきじゃないだろうか?

 

こういう事言うと「セクマイめんどくさい」とか言われるかもしれないけど、私はできるだけ相手のことを考えて物を言うようにしているし、相手を思いやりましょうって当たり前のことじゃないんですかね?

めんどくさいって言ってる人は普段何も考えずに発言してるのかな。

 

政治や宗教では多様な価値観が許されている(日本では)のに、

恋愛結婚出産では多様な価値観が認められてないのは謎だなあ。

 

居場所をつくる

この章タイトルを見た時にぴーんときました。

私の知りたいのはそこ!

どうやって居場所を作ればいいの?

 

これまで読み進めてきて著者はかなりコミュ強な人物だなと思いました。

仕事にはつかず、プログラムや文章書いたりして収入を得ている。

年収百万くらい。

でも京大出身、コミュ強でシェアハウスや田舎暮らしできちゃうツワモノ。

かたや私は特殊なスキルもないただの事務員。

会社から定期的に賃金もらわないと不安だし、仕事で認められることで承認欲求を満たしている。

  

読んでみて、著者と同じやり方はできなさそうだなと思いました。

自分には無理って思う所がいくつかあった。

でも気になるものはありましたよ。

もくもく会というもの。

茶店でゆるく集まって黙々と自分の作業をし、たまに雑談をするという会。

これって話すの下手な人にはいいのでは?

どんな感じで進んでいくのか気になりますね。ちょっと参加してみたいかも。

 

最後に

著者はコミュ強なので簡単に仲間を作れるし、体力がない割に行動力がある。

私はコミュ力の薄い人間なので簡単にコミュニティに入ったり、作れたりしない。

 

自分に合ったコミュニティ作りが大事なんだなと思いました。

 

私のコミュニティとの関わり方はこんな感じ。

  1. 会社に所属してお金と承認欲求を満たす
  2. 実家暮らしして何かあった時にお互い頼れる存在を得る
  3. アセクシャルや独身で悩む人との会話精神的安定を得る

 

<3>はSNSで繋がっているだけなので今後は実際に会ったり、友だちになって繋がりを深めていけたらなと思ってます。

<1>の仕事ももっと頼られる存在になりたい。資格の勉強するのも良いかも。

<2>は親の介護も今後あるだろうから考えていかないことがたくさんありそうですね。

それぞれのコミュニティに一長一短ある感じ。

分散させていくのが良いみたいです。