おひとりさまの日々

ソロキャンプ、一人旅、老後のこと。できることからコツコツと。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』わからないことがあるから書くんだ。

おすすめ度 ★★★★★(5点中)

 

本書は「話せるのに書けない!」を解消する本だ。

 

しかし私は説明下手でもある。

多分、争いが嫌で主張するタイプじゃなかったからだ。スキルを磨いてこなかった。

だが、これでは主張したもの勝ちの世の中で損ばかりしてしまう。

 

本書には「頭の中のモヤモヤを上手くアウトプットする方法」が書かれていた。

まさに今の私が求めていたものだ。

20歳を超えていても、アウトプットを苦手とする人は読んでみるべきだと思う。

 

 

読書感想文は生活指導だった?

作文も読書感想文も”書き方指導”ではなく、形を変えた”生活指導”になっていた。

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義』より

 

読書感想文は夏休み終日に徹夜して書いた記憶がある。

当時はとにかくさっさと仕上げてしまいたかった。

なので、本の内容を深く考えようともしていなかった。

何の本を読んだのかも覚えていないくらいだ。

 

最終日まで残していたということは苦手だったんだろう。

読書は好きなのに感想文は苦手だった。

 

興味のない課題図書だったから?

アウトプットするのが苦手だったから?

きちんとした文章で書かなくちゃならなかったから?

 

今、書評を書くことは楽しい。

好きな本を読めるし、自分が思ったことを自由に書くことができる。

思いが溢れてくるし、身についている気がする。

 

読書感想文とは何だったのか……

記憶の彼方になってしまった今ではよくわからない。

 

「書く技術」は「考える技術」に繋がる

遅くまでも20歳までの間に、しっかりとした”書く技術”を教える環境が必要だと思っている。

 

道徳でも生活指導でもない、自分の思いを「言葉だけ」で伝える技術だ。

 

”書く技術”を身につけることは、そのまま”考える技術”を身につけることにつながる。

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義』より

 

もっと早くに知りたかった……(^_^;)

とにかく自分の思いを伝えるのが下手すぎる。

 

子供の頃から面倒な争いに巻き込まれるのが嫌で、主張をしてこなかったからだと思う。

人間関係の揉め事に巻き込まれるのがとにかく嫌だったのだ。

 

今思うと、若い頃に失敗を恐れず、主張しておけばよかった。

主張経験の無さが「伝え下手」に繋がっている気がする。

 

やっぱり、この本は若い内に読んでおくべき。

主張できるようになれば溜め込まずに済む。

 

今、自殺者が増えているじゃないですか。

コロナのせいもあるかもしれないけど。

心の内に溜め込んで自殺してしまう人も多いんじゃないかな。

だからこそ若い内から主張する術を教えてあげたほうが良いと思う。

 

わからないことがあるから書く

人は解を得るために書くのだし、解がわからないから書くのだ。

 

わからないことがあったら、書こう。自分の言葉に”翻訳”しよう。そうすればきっと、自分なりの解が見つかるはずだ。

 

20歳の自分に受けさせたい文章講義』より

 

花の定期便に興味を持った頃、いろんなブログを見に行きました。

 

花屋さんのブログは「長持ちする花が入っているか」「花に良い環境で届けられるか」等の情報があって、参考になった。

複数の定期便を利用している人のブログは「あの店と比較してどうか」等の情報があって、参考になった。

 

私は花の知識があるわけでもなく、複数の定期便を利用する金もない。

ブログに書いてみたいけど「いったい何を書けば良いんだろう?」と悩みました。

 

とにかく花瓶に生けて、花の写真を撮ってみた。

公式サイトの花の生け方を参考にしたこと。

花言葉を知ったこと。

全ての体験を文章に書き起こしてみたんです。

 

何度か記事を書いてみて、

私が書けるのはありのままの体験かなって思ったんですよね。

専門家のブログでもない、素人ブログなので。

むしろ素人だからこそ、専門家には当たり前のことが気になるかもしれない。

 

ブログタイトルも「おひとりさまの生活改善記録」だし、

「生活改善していく上で思ったこと」を記事にするのは主旨に沿っている気がする。

 

こういう経験があったので、「わからないことがあるから書く」という著者の考えにとても納得しました。

 

翻訳トレーニングしよう

「地図、絵、写真」を言葉にするトレーニングで伝える技術が磨かれるとのこと。

地図だと人に道案内するような感じ。

道案内が下手なので、このスキルは磨いておいたほうが良いかもしれない……

聞いた話を誰かに話すというのも良いトレーニングになるようですよ。

 

接続詞を意識するだけで、文章は論理破綻しにくくなる

前置き人間の私は接続詞を多用する傾向がある。

くどいから直そうと思っていた。

 

しかし、あえて「接続詞で繋がるか」考えることで、リズムの良い、論理破綻しない文章が生まれるのだそうだ。

 

目からウロコだった。

 

今後は接続詞で繋いで、考える癖を身につけたい。

その上でくどかったらカットしようと思う。


断定した文章は読みやすい

確かに断言した文章は読みやすい。

しかし自信のない私は予防線を張ってしまい、断定できずにいる。

断定する文章を書く人って専門家や自信家が多いと思う。

 

素人がいきなり専門家になれないし、性格を変えるのも難しい。

 

じゃあどうすればいいのかというと、

「断定するにはしっかりとした論理で固める」しかないようだ。

 

すべての文章をがちかがちに固めるのではなく、

断定した箇所前2~3行に最新の注意を払うだけで良いらしい。

 

それだったら私にもできるかもしれない。

 

起”転”承結

  1. <起>自分の主張とは真逆の一般論
  2. <転>なぜ~なのか?(自分の主張)
  3. <承>疑問を抱いた理由、客観的事実など
  4. <結>よって~だと考えられる

記事を書く際に冒頭と終わりの文章に迷うことがある。

この起転承結は「考えるために書く文章」に合っていると思う。

 

自分の「わからないこと」に疑問を投げかけ、解決していく。

まさに考えるための文章。

今後はこういう書き方にも挑戦してみようと思う。

 

最後に

文章の書き方本は過去何冊か読んだけれど、

「考えるために書く」と言う発想は新鮮だった。

でもよく考えれば無意識にやっていたことでもあった。

 

ブログを書いていると「考えるために書く」というのが実感できる。

悩みを解消したい、生活を改善したいから文章に起こすのだ。

 

上手くアウトプットできずに悩んでいる人は世の中にたくさんいると思う。

そういう人にはぜひ読んでほしい。

むしろ国語の授業に取り入れてもいい気がする。